5/6 米国から平和巡礼団

人形峠隣接のウラン残土レンガ加工予定地を訪れる

     ナヴァホ族のポンチョさんが鎮めの祈り

               2007年5月20日
                   ウラン残土市民会議

 

 米国から“07広島・阿蘇平和巡礼”の一行が5月6日、平和巡礼に先立って人形峠隣接のウラン残土レンガ加工予定地を訪れ、ウラン残土市民会議の石田正義(代表)と土井淑平(運営委員)の案内と説明で、鳥取県湯梨浜町方面(かたも)地区のウラン残土撤去運動の経過に接しました。
 “07広島・阿蘇平和巡礼”は広島・阿蘇・平和巡礼の会が主催、米国の先住民やベトナムの帰還兵、9・11遺族会有志、原発いらん!山口ネットワークなどが賛同、日本山妙法寺が共催して、5月8日から5月28日まで広島を出発して、岩国基地、上関町祝島、日生台演習基地、などを経て阿蘇まで歩く巡礼団の一行です。
 一行は5月6日の雨の中、人形峠の日本原子力研究開発機構の前の広場で私たちウラン残土市民会議の石田と土井に落ち合い、昨年11月までに方面地区から搬出されたウラン残土約2700立方メートルが仮置きしてある鳥取県三朝町木地山のレンガ加工予定地を視察しました。
 ウラン残土市民会議の石田代表の説明を受け、ナヴァホ族のキンリチイニイ・ポンチョ(英語名レッド・ハウス)さんがレンガ加工予定地の前で、本来地球の胎内にあるべきウランを人間が取り出したことから間違いが起こったことを指摘し、これを鎮め平和を訴えるための祈りを捧げました。
 このあと、一行は原子力機構のPR館を訪れ、在ニューヨーク・日本山妙法寺の安田行純さんの通訳で、ウラン残土の放置発覚から18年に及ぶ方面地区のウラン残土撤去運動の経過、方面自治会と地権者の榎本益美さんによる2つのウラン残土訴訟の結果、原子力機構による3000立法メートルのウラン残土の撤去などについて、ウラン残土市民会議の土井運営委員が説明しました。
 なかでも、放射能レベルの高い290立方メートルのウラン残土が、方面自治会や支援団体の意思や手の届かないところで、米国先住民のユート族やナヴァホ族の人たちが戦っているユタ州のホワイト・メサ製錬所に送られたことは、私たちにとっても痛恨の極みであり許し難い暴挙であったことを強調しました。
 核と平和をめぐる友好的な意見交換のあと、一行は人形峠を出発して広島に向かいましたが、そのさい安田さんたちは巡礼が人形峠を起点にして始まるという意味のことを強調しておられました。日本の原子力開発が人形峠のウラン開発とともに始まったことを考えると、これも当然の見解であり立場と思われます。(D記)

ナヴァホ族のキンリチイニイ・ポンチョ(レッド・ハウス)さん
ウラン残土加工予定地を視察する平和巡礼団の一行